【さぽている育成日記】S?B?

部屋着代わりにというか着替えるのが雄空なので、運動着を作っちゃいました。 とりあえず、何時ものように父上にお披露目しようとしたんだけど……。 「どうしたの父上?そんな難しい顔して……?」 父上は靜の方を見ると、いきなり怖い顔をしました。 「いや……な…

【さぽている育成日記】和服メイド!?

「父上父上、みてみて、また新しい服をつくったんだよぉ〜」 そう嬉しそうに服をお披露目してくる、我が姫君。 今回の服は、和服に割烹着というどこか懐かしい……なんというか、おっかさんという感じがする服だった。 「えへへぇ、これで何時でも『おかぁさん…

【さぽている育成日記】記憶を灯す腕に

どうにか姫の機嫌をとり(というか、一方的に謝罪して)、怒りを解いてもらった。 いや、あのままでは流石に気まずくなりかけていたので……。とりあえず、仲直りの証として少し奮発して豪華なディナーを実行。 曲がっていたへそも元通り……どころか、かなり良く…

【さぽている育成日記】振り返りもせず

彼女の部屋から詩声が聞こえる。 それは、かのネモの謳姫の持ち歌の一つ。 本来なら、「本当に愛するというのはどういうことか」という心に問い掛ける実にいい曲なのだが……。 何か、物凄く恨み節のように聞こえるのは、気のせいではあるまい。 やはり先日の…

【さぽている育成日記】出来る女

またまた、彼女が新しい服を作った。 そのお披露目と言う事で、待たされること数分。 「じゃぁ〜ん、どうかな?何か出来る女って感じがしない?」 出てきた彼女は、女物のパリッとしたスーツを着ていたのでした。 「というか、出来る女?」 「そう、できる女…

【さぽている育成日記】鮮やかに萌える緑

かつて、ほたる横丁を二人で歩いていた時に出会った一人の少女。 長い銀髪と青い目をした少女は、何かを探すかのようにあたりをキョロキョロしていた。 「ねぇ、父上。あの人迷子か何かなのかな?」 「何をバカな。ちっちゃな子供ではあるまいし、あの年齢で…

【さぽている育成日記】そよかぜのうた

ネモにある行きつけの酒場の女主人と彼女は実は仲良しだったりする。 というか、甘えん坊の妹の面倒を見ているお姉さんという気もするんだが。 もちろんどちらがどっちなんて言わずもがな。で、さらに仲良くなった記念に色々と教えてもらったようだ。そのう…

【さぽている育成日記】????

彼女が援護のための詩魔法を紡ぎだした。 防御と回復を同時に行うと言う優れた魔法と言う事だ。一応、試聴と言う事で彼女が謳ってくれた。 うん、中々に素晴らしい詩だと思う。 相変わらず、どうやって伴奏が流れたりコーラスが流れたりするのかわからないが…

【さぽている育成日記】武神装甲見参!?

彼女と共に天覇の任務をこなして、はや幾月か経った。 詩魔法で支援してくれるとは言え、自らが標的になって戦闘の重荷になっていることに責任を感じているようだ。 「だから父上、父上の負担にならないように靜は頑張ってみせるよ」 そういって、部屋に篭っ…

【さぽている育成日記】冬はつとめて

ふと俺は、思ったんだ。 彼女の着ている学校の制服。 冬服にはなっているんだが、どうしてスカートの丈は夏服のままなんだろうか? これが最近の流行と言うのだろうか? まったくもってわからん。 「どうしたの、父上。じぃ〜っと靜の方を見て?あ、ひょっと…

【さぽている育成日記】毎度恒例の

靜が新しい服を作ったとかで、そのお披露目。 「で、今回は……じゃぁ〜ん!!なんとメイド服なんだよっ!!ねぇねぇどうかなぁ?」 と相変わらずのお日様のような笑顔を浮かべたままで言ってくる。 「そ…それは……?」 こっちもこっちで相変わらずあっけに取られ…

【さぽている育成日記】新たなる詩を紡ぐ

彼女が立て続けに、詩を紡いだ。 一つは、子守唄 望まぬ力を持った少女とその少女を護る少年との悲しいお話。今ひとつは……。 読経?……いや祝詞か? 魔を封じる宿命を背負った巫女が岩戸の前で魔を封じる為に舞い踊るお話。 一つ目の詩は実にいい詩だと思う。 …

【さぽている育成日記】娘に弄ばれる

ある日の事。 夜の食事の準備中での事。 久々に肉じゃがでも作ろうと思い、ジャガイモの皮を包丁で丁寧にむいていたとき 「父上ぇ〜、見て見て、新しい服つくったよぉ〜っ!!」 と大はしゃぎで物凄く喜んでいる声をあげつつこちらに駆け寄ってくる。 やれや…

【さぽている育成日記】繋ぎあう手と手の中一つの同じその願い

「え〜とね、父上にとぉ〜っておきの詩を聞かせてあげるね」 にぱりんと音がしそうなほどの笑顔をきめながら、彼女がそう言ったのはついさっきの事。 聡い彼女の事だ。おそらく、最近のオレの悩みを敏感に感じ取ったのだろう。 仕事とはいえ、彼女から心から楽…

【さぽている育成日記】二人で一緒に……。

最近の討伐や探索のの仕事でも、段々と息を合わせれるようになってきた。 実に良い傾向だと思う。 いや、本音は、彼女の詩を戦闘で聞くのではなく、もっと寛いでいる時に聞きたいのだがな。 久々のオフ日。 近くの夜店街に繰り出してみたんだが……。 何時の間に…

【さぽている育成日記】再び始まる

彼女との、戦闘での連携が上手く取れるようになってきたので、久々に任務がてらに色々と出歩いてみる。やっぱり、彼女はなんだかんだ言って訓練をやり続けるよりも、こうやって外を出歩いている方が好きなようだ。 他愛無い森や学校の周りを歩くだけでも、か…

【さぽている育成日記】方向転換!?

実は前々から探索中に、頻度は少ないとはいえ敵との遭遇があったのだが、そのどれも負け続き。 前に一度だけ、彼女が謳った魔法(というか、オカリナを吹いてただけぽかったが)で撃退には成功しているが どうも上手く連携が取れていない。 彼女はどうやらその…

【さぽている育成日記】夢をかなえる

今日は少しばかり彼女を驚かせようと思い、ある企みを実行した。俺につれられて彼女がやってきたのは、夏休み中の学校。 なぜこんなところに連れて来られたのか訳がわからずに目を丸くする彼女に、俺は一冊のパンフレットを手渡す。 それはこの学園の一日体験…

【さぽている育成日記】希望の明日へ伝える翼

彼女が、また新しい詩を紡ぎだした。 それは、希望溢れる詩。 「いのち」を持って再生した事を祝福するための詩。 戦闘用の詩よりも、こういう人々の心に訴えかける詩の方が彼女は生き生きとしているように思える。 心なしか、彼女の表情も晴れやかだ。 やはり…

【さぽている育成日記】学校への憧れ

彼女がまた新たな服を紡ぎ出した。 それは、普通の女学生なら身に付けるであろう学生服。 友達と語らい日々を過ごすそんな何気ない日常。 だが、普通ではない彼女にはそれはまたの夢の夢。せめて気分だけでもという彼女の気持ちは、痛いほど分かる。 とりあえず…

【さぽている育成日記】それはちょっと……

「父上、父上〜。ちょっときてぇ〜」 隣の部屋から、はしゃぐ彼女の声がする。 やれやれ、この度の我が家の姫様はどのようなご用件なのかね。 そう思い、隣の部屋に入った俺は思わず目を見張った。 「へへぇ〜いいでしょう〜」 甘ったるい声で、しかも上目使い…

【さぽている育成日記】新たに詩を紡ぐ

色々と出歩いて、その度にいろいろな思い出を作っていったわけなんだが……。 ある時、彼女はまた1つの詩を紡いだ。それは、この前紡いだ共存を祈り謳った詩のような心温まるようなものではなく 敵を倒すべく、極められた詩。 「これで、父上の戦闘に役立つことが…

【さぽている育成日記】夜店に行く

近所に夜店街が出来ていた。 とりあえず、外出したがっていた靜を連れて行ってみた。 やはりというかなんというか、食べ物系の屋台をほぼ制覇していたような気がするんだが……。 でもその最中に、料理用のエプロンに目が行っていたのは、料理にも興味があると…

【さぽている育成日記】訓練に訓練を重ねる

メルクの腕前を上げるために、今日も訓練に勤しむ。 徐々に、腕前は上がってるようだが……。 ところで、詩を謳うことはどうしたのかね? 「……はっ!!!!?」 ……つぎは、そちらの練習をしような……

【さぽている育成日記】暑い夏の日の昼下がり

クーラーなる文明の利器は、我が家にはない。 扇風機や団扇があれば十分。 しかし、人に扇いでもらうのは、案外気持ち良いものなのだなぁと実感してしまう。そのあと、敏感力を高めるレッスンをしていたようだが、何かと苦手らしい。 ……がんばれ。

【さぽている育成日記】いまはおやすみ

本日は、学校見学の後に今までの疲れを癒すために休養を取った。 よっぽど疲れていたのか、布団に入るや否や深い眠りに陥ったようだ。 今はゆっくりおやすみ。

【さぽている育成日記】実は意外と……。

本日もまた、せがまれて外出する事にする。 午前はプールでまったりとする。 休憩中に買ってやったアイスを一気に食べた所為か、靜が頭を抑えてうなっていた。 ふむ、なんで一気にに食べるのだろうか?午後はまったりとしつつ、喫茶店で話をする。 途中ハー…

【さぽている育成日記】デート?

靜にショッピングがしたいとせがまれる。 仕方がないので、それに付き合う事にする。 実際に買い物しなくても、展示物を見るだけでも女の子は楽しいものなんだろうか。 その途中、猫の大群がいきなり襲い掛かってきたのにはビックリした。 なんでも、猫と遊び…

【さぽている育成日記】思い出を紡ぐ

靜が今までの出来事を思い出し、それを紡ぐ事により1つの詩を紡いだ。 それは、この間聞いた曲。 共存を祈り謳った詩。 誰に習う事もなく、独学で彼女は謳った。 これは凄い事だと思った。そのご褒美というわけでもないが、近隣の村で祭りをやっていると聞いて…

【さぽている育成日記】修行修行

昨日の謳い手のコンサートを聞いて感化されたのか、詩の練習をはじめた。 がんばれ、未来の謳い手。そのあと、散歩がてらに近くの森を歩く。 スギ花粉でお互いに困ってみたりしたのは、ご愛嬌といったところだろうか?ところで、二人で話をしながら歩いてい…