ブルーセンチネル

本棚漁ってたら、偶然発掘されたマンガ。単行本と、単行本化されなかった続きを纏めた同人誌ともに発掘。作者は、故うらべすうさん。*1今から10年以上も前の作品なのですが、今読んでもなかなか面白い。でも、やっぱ10年前の作品だけあって結構CDなところがあったりするんだよねぇ。データディスクがフロッピーだったりするところが(笑)
でも、近未来で微妙に魔力や魔法が混ざってたり、後何より当時流行っていた海洋物(いわゆる『沈黙の艦隊』や『紺碧の艦隊』に見られる潜水艦物といったほうが良いかな?)を題材とした作品は当時もそうだが、今だってそうは無いだろう。まぁ、近未来で魔力や魔法が混ざったというのは、N◎VAに通じるものがあったりしてネタの倉庫が増えたりした。精霊石とか呪操兵は特になぁ(笑)当然、精霊石は人間の女性の姿をとることができまする。N◎VAで表現するなら、アヤカシ(妖精の一族)・マヤカシ・バサラかなぁ。潜水艦の動力炉として考えるなら、魔器の一族になるのかなぁ。呪操兵は、魔法的に作られた機械人形をAIと考えるかアヤカシの人形の一族と考えるかによってイメージが違うなぁ。
で、肝心のお話はなかなか面白いですよ。中の良かった兄弟が、過去に行った父の報道の真意の捉え方を違ったせいでそれぞれの生き様さえ変えてしまい、世界をまたにかけた兄弟喧嘩(?)が始まってしまう。初めは弟側の優秀な潜水艦によって兄側が劣勢に回るが、兄が逆位置で召還した精霊石の力で最凶の力を秘めた超巨大潜水艦を建造し、その力を持って弟を追い詰める。弟は、一旦は敗北するも真の力を取り戻した潜水艦で再び兄に挑むというある意味、お決まりのカタルシスを詰め込んだ話です。
媒体が媒体(パピポというエロマンガ雑誌)ゆえに、ページ数も少ないのでちょっと話が詰め込みすぎているのが欠点だったり。
しかし、エロ要素がまったく無いというのにエロ雑誌に連載されて、あまつさえ単行本(一巻のみだが)も出るなんて今じゃあ全然考えられないような気が(笑)


なんにせよ、引き出しの中にネタが積み込むことができてよかった。だけど、N◎VAで日本軍の軍人や本土の人間は出せないなぁ(笑)

*1:改造町人シュビビマンや女神天国で有名な人だったり、一烈条児の名前でエロ描いてたりしてた人