勇者王ガオガイガーFINAL GRAND GLORIOUS GATHERING 第十二話「神話(マイソロジー)!!!」

いよいよ、最終話!!激アツの展開だっ!!
「不滅なるエネルギー。これが正義なる神の力だ」「絶対勝利!それは神の力だ」と嘯き、ガオガイガーを圧倒するパルパレーパ。さしもの勇者王もここまでかと思われたとき、レプリジン地球に散った勇者ロボ軍団が、ファイトを送る。「勇気と共に」「勇気を忘れないで」「勇気ある限り」「勇気を信じて」「勇気は不滅だぜ」そして、命の「勇気の力を」との言葉と共に、そのすべての力を一体化する勇者王。
「見せてやるっ!!本当の勇気の力をっ!!」その言葉と共に圧倒的な攻撃を繰り広げるガオガイガー。「お前たちがGGGを封じようとしたのもっ!Gクリスタルに近づけなかったのもっ!!ガオファイガーを孤立させたのもっ!!!俺たちの地球に直接攻撃に来なかったのもっ!!!!全てはお前らが恐れていたからだっ!!!!!Gストーンの力を高め、ラウドGストーンの力を超える、勇気から生まれるこのエネルギーをっ!!!!!!!!!!!!」
ボロボロになりつつ「神が恐れるものなど、ないっ!!」とパルパレーパは虚勢を張るが、ガオガイガーの勇気のパワーはとどまるところを知らない。「ゲムッ!ギルッ!ガンッ!ゴーッ!グフォッ!!ウィータッ!!」の掛け声と共に攻撃を繰り出し、そして真なるヘルアンドヘブンを繰り出し、パルパレーパを粉砕する。だが、一瞬の隙を突き、パルパレーパはガオガイガーコクピットに入り込み、ガイに止めを刺そうとする。だが、その目論見もガイに阻まれ、「これがGストーンを持つべき勇気ある者の絶対勝利の力だっ!!」そういって、勇気ある力を右目のアイパッチに隠されていたラウドGストーンに叩き込まれ、今度こそ完全に消滅する。だが、アベルは悪あがきをして、ピサ・ソールの無限再生能力を最大限にまで引き出し、敗れ去ったソール11遊星主を大量に複製させる。「貴方達の負けですね」と余裕を見せるアベル。だが、それこそがGGGの勇者軍団の勝利の瞬間だった。無限再生能力を誇るピサ・ソールとパスキューマシンでも、大量複製を行った後は、エネルギーチャージに時間を有し、その間はまったくの無防備になるのであった。「まっていたぜっ!!この瞬間をっ!!」そして大空に駆け上がるガオガイガー。GGGの起動艦隊も最大の使命を果たすときがきた。「人類の英知と勇気ある誓いの下に」ゴルディオンクラッシャーの発動が承認され、起動艦隊がその真の姿を見せる。そう、対Zマスター級(いわゆる惑星サイズクラス)の敵を粉砕・消滅させる最強最後のGツール、ゴルディオンクラッシャーに。元々ガオファイガー用に調整されていたそれも、ガッツで補ってクラッシャーコネクトするガオガイガー。最後の抵抗を見せるピサ・ソールだが、勇者軍団が最後のファイトを送る。「全てのGストーンを」「全ての勇気を」「受け継いでください」「頑張って」「負けないで」「勝利を掴み取れ」「ガッツだぜ」そして命の最強のファイトがガイに力を与える。「ガイ…、やっちゃえっ!!」その全てのファイトを受け取り「俺は一人じゃない。俺たちは一つだぁ〜っ!!」そして、「光になぁ〜れぇェェェェェェェェェェェェっ!!」の叫びと共に、消滅するピサ・ソール。そして、複製された全て物が、アベル……赤の星の指導者を模して作られたプログラム「パルス・アベル」もまた消え去る。最後の最後まで自分がアベルと信じながら………。パピヨンは、耕介の心の中に帰っていく。
そして、消え行く宇宙の中。GGGは最後の希望であるマモルと幾巳をザ・パワーの力を借りて元の宇宙に送り出す。そう、未来を託すために。この宇宙に起こった出来事を伝えるために。勇気ある誓いとともに………。
最後に、地球に帰ってきた二人を温かく迎える家族たち。
勇気ある誓いとともに、前向きに生きていくことを誓い合う。


「我々は信じている。勇者達が帰ってくることを。勇気ある誓いとともに、勇気ある誓いとともに」


いや、最後の方のシーンは感涙物の連続でした。
GGGとの別れ、そして地球に帰還しての家族たちの再会。本当に泣いた。
あと、家族との再会シーンで、地球に降り立った二つの光はマモルたちだと思うが、もう一方の光は、アレはGGGのみんななんだろうか。
そこらかしらに、外伝やゲームでの話に出てきたキャラが出てきて芸が細かいと思った。
前半は、もうこれこそ興奮物の連続でしたよ。特に、ヘルアンドヘブンの呪文を唱えながら攻撃するところなんか。結局は、ソール11遊星主が負けたのは、無限の再生力を誇っているが命を持たぬゆえに、その尊さを知らないが貯めに負けたと言っても過言ではなかろうか?
そりゃ、無限に再生してりゃ命を尊いと思わないし、無限に再生するなんて命を持つものじゃないことの証だもんな。
あと、再生&大量に複製されれば昔からの特撮やマンガ・アニメのお約束として、弱くなるし(笑)パンチ一発で昇天だわさ(笑)
アイキャッチもこってたね。特に二つ目。ジェネシックガオガイガーがでてたんだが、本編に入る前に金色に輝くという芸の細かさ。本当にやってくれる。

本当に萌える展開でいっぱいの最終話でした。9話のジェネシックガオガイガー初登場の回を上回るカタルシスでした。
1話からの全編では、中ほどの欝展開を考慮に入れても、最後の怒涛の展開でしょっ引かれました。いくら次回作の「ガン×ソード」を作るための時間稼ぎとして作られたとしても、オレは許す。欲を言えば、この後の展開を描いて欲しいものだが。ともあれ、スタッフの皆様、面白くて熱い話をありがとう。