終わりのクロニクル5巻(下)

いかなる理由があれども「軍」……ひいてはハジのやり方は気に食わない。
佐山の口を借りると「何かと理由をつけてLow−Gの人間を殺したいだけ」に行動を取ってるしか思えない。
まさしく、「Low−Gの人間も大事に思っている」と言う言葉は、言い訳やフォローにしか思えない。
まぁ、日本UCATが秘匿していた『罪』は許されるものではないとはいえ、ハジたちの理論に沿えば、Low−Gは存在するだけで『悪』となってしまう。だから、その『悪』をどうしたって良い。それが正義だ。
こんな手前勝手な正義などあってたまるかと思う。
で、佐山を始めとする『全竜交渉部隊』は、それらの過去を踏まえた上で、正しくなっていくことを、それを生き恥と言われようが最後までその勤めを果たすことを『契約』する。

まぁ、個人的感情はさておき、今回は7th−Gと『軍』の決着の話。
7th−Gとの闘いは、上巻で『迷い』があった為に『全竜交渉部隊』が手玉に取られた感があったけど、今回はそれぞれがその『迷い』を断ち切った為に、『全竜交渉部隊』側が圧倒的に闘いを進め、勝利する。
個人的には、風見の復帰が嬉しい。一時は『軍』に入るんじゃないかと危惧してたから。
で、ややエロの飛場・竜司は扱いが酷くなっていき、ニヒラーな原川は不幸属性がついてきたような気がする(笑)
『軍』とは、最初『軍』に『正義』を謳われた事により闘う意義を見失った『全竜交渉部隊』だが、風見や出雲の参戦、新庄・運切の叫び、そして佐山の『交渉』により闘う意義を取り戻し勢いを取り戻していく。

で、この『軍』との闘いの中での風見と『期待外れ』のヨルスとの闘いは結構血沸き肉踊った。ヨルスが『力』を過剰に過信するのに対して、その『力』を信じて護る為に使う風見。
でも、決着の最後には笑ったけど。
『期待』して「死ね」はないと思うぞ、風見(笑)
まぁ、そうしないと本当にヨルスが(大城電波で遮断されました。再起動しますか?Tes./No)



で、何で表紙が詩乃で趙先生じゃなかったのかと?
まぁ、今回最後の最後にしか出番なかったもんなぁ、趙先生………・゜・(ノД`)・゜ ・
そのシーンが結構、感動だったり物悲しかったり………(ρД`)ノ